Ads by Google

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

新春に寄せて   1月11日   陰暦/師走十六日

一つ松 幾代か経ぬる 吹く風の 音の清きは 年深みかも

「万葉集  市原王」


天平16年(744)正月11日、「活道(いくぢ)の岡に上りて、一本の松の下に集ひて宴せる歌」とあります。

聖武天皇の御代、一時的に奈良を離れ、山城の恭仁に都をおいたときの歌です。市原王はあの名高い志貴皇子の曾孫にあたる人、『万葉集』に九首の歌が載せられています。

新春の青空に風をうけて力強く立っている老松を見上げ「どれほどの年月が経ったのだろう」と詠嘆しています。松風の音の清々しさに永遠の時の流れを感じます。おおらかな風格と清らかなひびき……お正月にふさわしく、格調高く美しい一首ですね。朗々と声に出して詠ってみましょう。


<< 羽ぶとん   1月12日   陰暦/師走十七日 | ホーム | 春の七草   1月7日   陰暦/師走十二日 >>


コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 BLOG TOP