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羽ぶとん   1月12日   陰暦/師走十七日

朝、起きたら、パウダー状の雪で庭がうっすら白くなっていました。寒い一日、晴れ着で装った新成人たちも寒そう……

それにしても、成人の日が毎年違う日ーというのも、何だかねぇ…という気がします。本来は1月15日、謂れは諸説ありますが、男の子が元服をしていたのが、この日だとか。陰暦の1月15日は一年で最初の「望(満月)」の日、大人への門出にふさわしかったのでしょう。

心がほっこり暖かくなる詩を一遍

 「羽ぶとん」      金子みすゞ

あったかそうな羽ぶとん、
だれにやろ、
表でねむる犬にやろ。

「わたしよりか」と犬がいう。
「うらのお山の一つ松、
ひとりで風を受けてます。」

「わたしよりか」と松がいう。
「野原でねむるかれ草は、
霜のおべべをきています。」

「わたしよりか」と草がいう。
「お池にねむるかもの子は、
氷のふとんしいてます。」

「わたしよりか」とかもがいう。
「雪のお蔵のお星さま、
よっぴてふるえていられます。」

あったかそうな羽ぶとん、
だれにやろ、
やっぱし私が着てねよよ。




      

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