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「源氏物語 夕顔」   9月10日   旧暦/文月廿二日    

yoruga4[1]

ゆく夏を惜しむかのように、朝顔が、小さくなった花を頑張ってつけてくれます。葉は黄色くなってしまってかわいそう。今年も毎朝ありがとう。おかげで爽やかな朝を迎えられました。

かわって夕顔が花盛りです。薄闇が訪れると、濃い緑の葉の中で真っ白な大きな花を開きます。私以外の家族は見てくれないので、深夜一人で楽しんでいます。だってうっかり寝坊すると、もうしぼんでいるのですもの。先日の満月の夜は、一段と素敵でしたよ。
  

♪ 心あてに それかとぞ見る白露の 光そへたる 夕顔の花

  ♪ 寄りてこそ それかとも見め たそがれに ほのぼの見つる 花の夕顔

「源氏物語」の夕顔の巻で交わされる夕顔の君と源氏の君の歌です


女君のはかない命を暗示するような夕顔の花。夕暮れに白く咲き、朝の光をあびるとしぼんでしまう。はかないけれど、花のまわりだけは、ふと明るいようで……文中にはおのれ独り笑みの眉開けたるとあります。きれいな表現ですね。
六条わたりの御忍び歩きのころ……」有名な夕顔巻の冒頭の文です。六条御息所を訪ねて一夜を過ごす源氏の君ですが、やがていつとなく、この夕顔の宿にも通い始めます。顔も素性もかくしたままで。 


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