
いつも季節の香りいっばいの写真を送ってくださる稲山さんから、涼味あふれる映像が届きました。早速おすそ分けです。熊本県山鹿付近だそうですよ。
「詩仙」と称された「李白」の爽快な詩を二題、どうぞー
「
廬山の瀑布を望む」 李白
日は香炉を照らして紫煙を生ず
遥かに看る 瀑布の長川を挂(か)くるを
飛流直下三千尺
疑うらくは是れ銀河の九天(きゅうてん)より落つるかと日の光が香炉峰を照らして、峰は紫にけぶっている。はるか彼方に、大きな滝が長い川をたてかけたように流れ落ちているのが見える。飛ぶようなその滝の勢いは、まっすぐに三千尺も流れ落ちる。まるで銀河が天空から流れ落ちるのではないかと思われる。
「白髪三千丈」の李白です。スケールが大きくて涼しくなりませんか。
「
早(つと)に白帝城を発す」 李白
朝(あした)に辞す 白帝彩雲の間
千里の江陵一日にして還る
両岸の猿声啼いて住(や)まざるに
軽舟すでに過ぐ 万重(ばんちょう)の山
朝早く、美しい朝焼け雲の中に浮かぶ白帝城をあとにして、千里も離れた江陵まで、わずか一日で帰ってゆく。両岸の猿がまだ鳴きやまないうちに、わたしの乗った軽やかな小舟は、幾重にも連なる山々の間を通り抜けていた。
スピード感あふれて爽快でしょう。先週「名詩・名文を声に出して読む会」で、暑さを忘れて?愉しみました。